株式会社Magic Moment村尾祐弥

会社にとって必要不可欠な営業組織。しかし、新型コロナウイルスの影響で飛び込みの営業など、これまで主として行ってきたことができなくなったケースも少なくありません。そんな中で、営業組織の変革を手掛けて効率のいい営業スタイルの確立に向けてお手伝いをしてくれる企業があります。それが株式会社Magic Momentです。そこで代表を務めるのが村尾祐弥さんです。

Googleでも勤務

中央大学出身の村尾祐弥さんは、学生時代にアルバイトをたくさんし過ぎたこともあり、4年での卒業ができなかった中で、学生のまま内定を出してくれた毎日コムネットに入社、その後マイナビを経てGoogleJapanに転職を果たします。Googleでは広告の新規営業として東奔西走し、結果的にその売り上げは世界一に。この働きぶりを評価され、営業統括部長などを務めるまでになります。しかし、人間がやってきたスキルがアルゴリズムに取って代わる状況に抵抗感を覚え、freeeへ転職。それまで起業の意識がなかった村尾祐弥さんでしたが、freeeでも結果を出したことで、今までの経験を提供していきたいと思い、起業を決断します。

営業組織の見直しとは

株式会社Magic Momentで手掛けているのは、いかにお客さんとの信頼を構築できるのかという部分です。営業的なスキルが山ほどある中でそれに固執した営業ではなく、商売の基本を守りつつ、信頼を構築していくことが大事であり、そうすればサービスを自然と利用してくれるというのが村尾祐弥さんの考えです。そして、ホームページなどの滞在時間などを見ながら、どのような意思でサービスを選ぶのか、契約するのかを分析することができ、そこからアプローチをかけられるため、それらすべてをデータにまとめて提供するのが株式会社Magic Momentの主なサービス内容です。

オペレーションを変えたい

村尾祐弥さんにとって変えたかったのはオペレーションであると語っています。営業成績だけを意識したものではなく、顧客との関係性をメインにした営業を行い、その中で課題を見つけて克服してもらうやり方をとっています。そのため、企業風土を変えるべきだと進言することもあるんだとか。単に営業で契約を勝ち取るのではなく、長い付き合いをしていくためにできることをしていかなければならない、それが村尾祐弥さんが行きついた答えでした。