SHOWROOM株式会社代表取締役社長、前田裕二が持つ数々の成長方法

前田裕二の生い立ち

前田裕二は1987年に東京都葛飾で生まれました。物心がついたころには父親がおらず、母親も8歳の時に他界。10歳の時に親戚に引き取られ、それからは親戚に育てられました。前田裕二には10歳上の兄がおり、小学5年生の時に自分の犯した過ちによって兄が号泣したのを見て「兄を幸せにしよう」と決心。小学6年で親戚に貰ったギターで弾き語りを始めました。実力こそあったものの、思うように稼ぐことができなかった前田裕二ですが、ここで仲良くなって絆ができればお金がもらえることに気づきます。まさにこの気付きがSHOWROOMの原型となったのです。それから2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業した前田裕二は外資系の投資銀行、UBS証券株式会社に入社。2011年にはニューヨークで投資家に対して株式セールスやアドバイス業務に従事しました。退社後、DeNAで起業に関する知識を得た後、2013年に株式会社SHOWROOMを立ち上げました。

前田裕二がSHOWROOMを立ち上げた理由とは

金融会社のエリートコースを歩んでいた前田裕二ですが、ギターを譲ってくれた親戚の早逝を機に起業を決心します。さらに、SHOWROOM立ち上げのきっかけとなった出来事が、海外の寝台列車で出会ったドラム演奏で必死にお金を稼ぐ足の不自由な少年との出会いでした。寝台列車ということもありうその少年は怒られながら追い出されてしまうのですが、その時前田裕二は「この少年がドラム演奏する姿を配信出来たら?」と考えが浮かんだそうです。その想いは、あらゆる人が好きなことに夢中になるチャンスを得て、共感者とともに達成への道を歩み、最終的にはその夢を叶えるという、現在のSHOWROOMの企業理念にも反映されています。

前田裕二が成功のために行ったこととは

前田裕二の強みは目標を達成する力。小学生のころ、有名塾に通っていた同級生の女子より学力が劣ることが悔しかった前田裕二はメモすることを身に着け、ギター演奏で思うように稼げなかったときは「どうしたらお金が貰えるか」を自分を客観的に捉えることで発見しました。また、証券マンとして働いていたころはより成果を残すために身近な先輩からやり方を聞き出し、そのやり方を丸々コピーしていたそうです。これは起業の際にも活用され、成功者のプロセスをひたすら学び続けたと言います。現在SHOWROOMは新たな進化を遂げるために、優秀な技術者とともに策を練っています。