株式会社マネーフォワードの代表取締役社長CEOを務める辻庸介、その成功の道筋をたどります!

辻庸介の生い立ち

辻庸介は1976年に生まれました。大阪の天王寺で生まれて育ちました。1996年に向陽学院高等学校を卒業してから京都大学の農学部に進学しました。大学在学中に進学塾を立ち上げて、そのときに起業する喜びを知りました。そこで、事業に携わることに興味を抱いたため、卒業後は研究者などの道へ進むのではなく総合電機メーカーであるソニーへの就職を決めたのです。当時は経理部経理課に所属して数年勤めました。これが後年にベンチャー企業を起こしてクラウド会計を展開することに役立っています。経理を経験したことでさまざまな問題点がわかり、それをテクノロジーの力で改善できることがたくさんあると気づいたのです。2004年にはマネックス証券に出向しました。そこでトップに近いところで仕事をしました。在籍中にMBAを取得しました。その後は新規事業に着手しようと思ったのですが、リーマンショックで会社にそのような余裕がないことがわかり、辻庸介は自分で起業することを決めたのです。

辻庸介がマネーフォワードを成功させるまで

辻庸介は2012年に株式会社マネーフォーワードを設立しました。経理の経験があって、証券会社にも在籍した経験があるため、ずっとお金というものに着目していました。それが新しい会社を立ち上げる際のサービスを考える上でとても役立っています。辻庸介はお金に関するサービスをもっと広がりのあるものにしたいと思い、さまざまなサービスを展開するようになりました。その結果、マネーフォワードは資産管理や家計管理ツールを提供する企業として成長しました。さらに自動貯金アプリや個人向け経済メディアの運営も行っています。法人や個人所業主向けのサービスとしてマネーフォワードクラウドシリーズというものも展開して評価されています。辻庸介がずっと抱いてきたお金の問題をテクノロジーの力によって解決するというビジョンをもとにして、幅広いサービスを展開していきました。たとえば、2016年の11月にはレオパレス21との業務提携を実施していて、賃貸物件のオーナーのためにクラウド型確定申告サービスを提供するということも実現しています。

これからの辻庸介

辻庸介が代表を務める株式会社マネーフォワードは港区に本社があり、資本金は86億6,000万円(2018年11月期)、売上高は45億9,400万円(2018年11月期)、従業員数は連結394名(2018年9月末連結)の会社です。今後も株式会社マネーフォワードはお金に関するサービスをたくさん提供していくでしょう。