株式会社Schoo代表取締役社長、森健志郎が実現させたい「自由な学びの場を提供」とは

森健志郎の経歴

森健志郎は1986年に大阪府で生まれました。高校は大阪学芸高等学校に通い、卒業後は近畿大学経営学部に進学。学生時代は野球や県道などのスポーツに打ち込む一方、学力は悲惨だったそうです。しかし、山を張る能力と要領には優れており、高校時代の評定は5点満点中4.9点。近畿大学には指定校推薦で入学しました。2009年に同大学を卒業し、新卒で株式株式会社リクルートコミュニケーションズに入社。同社ではSUUMOを中心とした住宅領域の広告営業・企画制作に携わりました。仕事を順調にこなす中、東日本大震災の影響で、担当エリアの企画が液状化現象によってストップし、仕事が一時的になくなってしまったそう。暇になった森健志郎はeラーニングを始めることにしたのですが、微妙なeラーニングシステムを見て、自ら創業することに。こうして2年後の2011年に自ら株式会社Schooの設立に至りました。現在は同社代表取締役社長を務めながら、情報経営イノベーション専門職大学の客員教授としても活動しています。

森健志郎がSchoo立ち上げで変えたかったこととは

森健志郎がSchoo設立時にミッションとしたのは「世の中から卒業をなくす」ということ。Schooでは動画配信サービスを運営しており、テクノロジーやマーケティング、政治、経済などの授業を生放送しています。大学について、高校を卒業してから進学するという概念を変え、自分が学びたいと思った時に学べるような環境を作り上げるのが最終的な目標。もちろん年齢などにも左右されず、インターネットを使ってどこからでも簡単に学びたいことを学べるようにしなくてはなりません。またSchooを用いて森健志郎が解決したいのが、圧倒的なIT人材不足です。情報産業は急速にしているのにも関わらず、IT人材の育成はそれに追いついていません。森健志郎はSchooの動画配信サービスを用いて、IT業界を推進していく人材育成のきっかけになることも、目標として掲げています。

Schooの生放送授業で専門的な授業も可能に?Schooの秘める可能性とは

Schooでは先述したジャンルの他に、徹底的にスキル習得が可能な「マスタープラン」を提案しています。このプランでは主要なプログラミングスキルを2~3か月間ほどで習得し、最終的には転職も可能なスキルを習得することができます。時間に制約のある社会人にとって、場所や環境を問わずに学ぶ場があるというのは画期的で、今後は様々なスキルがこうした形で習得できるようになるのかもしれません。