~株式会社ユーザベース代表取締役CEO 梅田優祐 非合理の解決と自由を求めた起業~

梅田優祐
経歴:1981年4月16日アメリカ合衆国ミシガン州ノースビルにて生まれる。1歳のときに日本に帰国し、5歳のときに再びデトロイトへ渡る。小学3年生のときに帰国し、その後は日本で生活をする。2000年愛知県立岡崎北高校卒業、その後横浜国立大学経営学部へ入学。
横浜国立大学経営学部を卒業後、2004年にコーポレイトディレクションに入社。2007年にUBS証券への転職を経て、2008年に新野良介、稲垣裕介と共にユーザベースを設立。
その後、企業産業分析情報サービスの「SPEEDA」を発案し、2009年に提供を開始。また、ソーシャル経済メディアの「NewsPicks」を発案し、2013年に提供を開始。2017年NewsPicks USA LLC.Chairmanに就任。同年にユーザベース取締役COO就任。導入11月にユーザベースの代表取締役社長共同経営者就任。そして2019年ニューズピックス代表取締役会長CEOに就任して2020年からは株式会社ユーザベース代表取締役CEOと兼任している。

創業経緯

創業のきっかけのひとつ目は会社で働く中で大きな非合理を発見したことだと梅田氏は言う。経営コンサルや外資系銀行に勤めている際、勤務時間のほとんどは情報収集に費やされていた。仕事に必要な統計、財務データを集めるために、情報が氾濫している中に自ら飛び込んでいくような感情になったという。ビジネスの世界はこんなに非効率で非合理な状態に辟易していたようだ。情報プラットフォームもとても煩雑で使いこなすのも一苦労だったそうだ。日常生活におけるGoogleのような検索エンジンもないこの状態を解決したいという思いに駆られる。
そして二つ目のきっかけは起業によって究極の自由を手に入れる事。少年時代に野球に熱中していたように仲間と一体感を持って突き進む、五感をフル活用して人生を生き抜くという事をしてみたかったという。これらが背景となり、梅田氏はユーザベースを立ち上げる。
ユーザベースが生み出したSPEEDAは企業情報や業界情報収集、データ加工、分析をワンストップで行えるツールである。UIも秀逸で直感的な利用が可能だ。また、ビジネスパーソンのためのキュレーションサービスであるNewsPicksもリリース。情報プラットフォーム企業としての立ち位置を確立させている。

エピローグ

普段の業務で感じた課題を解決するために仲間たちと一緒に突き進む。目標に向かって突き進んできた梅田氏はまさにそれを実現させることができた。自分が「もっとこうなればいいのに」と感じている事があれば、それをより具体に落とし込んでいき、解決策を考える事で、新たな事業の種を生み出すことができるだろう。