パイン株式会社の社長である上田豊、ロングセラー商品を抱える会社の社長に注目

上田豊の生い立ちに注目

上田豊は昭和24年に大阪府で生まれました。上田豊が生まれる前年に父親が株式会社業平製菓を創業して、1956年にはパイン製菓株式会社へと変更されました。このような環境で育ったため、上田豊は幼少の頃からお菓子に囲まれた暮らしを送っていました。そのため、飴やお菓子が大好きな子供になったのです。性格は内気であり、勉強するのが好きだったため、慶応大学の付属校に入学して、慶応大学に入り、卒業後には小さな食品商社に入りました。そして、27歳になるとパイン株式会社に転職しました。

社長になってからの上田豊

上田豊は1975年にパイン株式会社に転職してさまざまな仕事に取り組み、周囲から認められたため、最終的に1991年になって社長に就任しました。父に憧れていたのですが、父と同じことをしたくないと考えていて、社長になってからは積極的に新しいことに挑戦しました。たとえば、ロングセラー商品であるパインアメにさまざまなテコ入れをしました。果汁を加えてみたり、販路を広げてみたりしたのです。マイナーチェンジを繰り返していったことで、今でもパインアメは代表的な商品として残っています。また、パインアメ以外にも柱となる商品を作るための努力もしています。人材採用にも力を入れているのが上田豊の特徴です。上田豊は積極的に研修に参加していて、そこで学んだことを生かしたプログラムを作り上げています。また、社員のモチベーションを高めるための工夫もしていて、月曜日の朝には15分間の挨拶運動を実施しています。積極的に社員に声をかけて、悩みを楽にしてあげたいと考えています。仕事に対して喜びを感じてもらうための工夫を熱心にしていて、上田豊は社員から信頼されています。

現在とこれからの上田豊

パイン株式会社は資本金2,800万円、従業員約100名の会社です。全国各地で会社の商品が売られているのですが、上田豊はあくまでもローカル企業であることにこだわっています。大阪に根ざした中小企業であると意識していて、大企業にはできないニッチな分野でナンバーワンになることを目指しています。現在はさまざまな企業と積極的にコラボレーションしていて話題になっています。今後も上田豊はパイン株式会社において、新しい魅力的なお菓子を展開していくでしょう。ロングセラー商品があることにあぐらをかくのではなく、新しい方向性を模索してより輝いていくでしょう。