株式会社稲川素子事務所稲川素子

テレビドラマやバラエティー番組の再現ドラマなどで外国人が登場するケースがあります。こうした外国人はタレント事務所に登録されており、様々な再現ドラマやエキストラで同じ外国人のタレントを見かけることも多々あります。こうした外国人タレントを取り扱う事務所を長く経営し続けるのが株式会社稲川素子事務所の代表取締役社長稲川素子さんです。

稲川素子さんの経歴

稲川素子さんは1934年生まれで現在87歳です。元々芸能の仕事とは全く関係なく、22歳のころに結婚、長らく専業主婦として暮らしていました。そんなさなか、ピアニストの娘がドラマに出演することになり、ついていったところ、フランス人を探しているという会話が耳に入り、フランス人を紹介。実際に抜擢されて通訳を引き受けたことで仕事依頼が舞い込むようになり、50歳の時に株式会社稲川素子事務所を立ち上げます。

ゼロから5000へ

たくさんのオファーがかかる一方、所属タレントはゼロ。依頼があるたびに街に繰り出し、外国人をどんどんスカウトしていった稲川素子さん。依頼に必死に応えていく、そのために東奔西走の日々を過ごし、結果的に5000人以上のタレントとコネクションがある状態に。セインカミュさんやボビーオロゴンさんも在籍したことがあるなど、そのネットワークは今も広がる一方です。いまだ現役、60代の時に大学を卒業するなど、バイタリティにあふれている稲川素子さんです。