西村敏行の生い立ち
西村博之は1976年に神奈川県相模原市に生まれました。その後は東京都北区赤羽で育ち、東京都立北園高等学校に入学。高校時代は物理学を専攻していましたが数学の成績が振るわず、理系進学を諦めました。総合成績も下から10番以内のことが多かったそう。高校卒業後の1996年に中央大学文学部教育心理学コースに入学。大学在学中にバイクで交通事故に遭い、その慰謝料で1998年アメリカアーカンソー中央大学に1年間留学しました。そして、アメリカへの留学中に日本最大級の匿名掲示板「２ちゃんねる」を開設しました。帰国後、大学を卒業した西村博之は2002年に東京プラス株式会社を設立。翌年にはWebメディアやサイト立ち上げを請け負う「未来検索ブラジル社」を知人と共同で設立。2005年にはニワンゴの取締役管理人に就任し、同社のビデオ配信サービスを「ニコニコ動画」と命名。のちにこのニコニコ動画は歴史に残る大ヒットを記録しました。そして2015年にはアメリカ最大の匿名掲示板「4chan」を設立しています。
自分を貫く西村敏行の独特な生態
画期的な掲示板サービスを開発した西村博之ですが、設立した掲示板関連で訴えられてしまうことも多く、途中からは全て無視を決め込むという破天荒活かつ独特な西村博之。ほかにも西村博之は、消費は飽きるし、お金を使うことで幸せを感じている人は幸せにならないや、文句を言いながら働く奴は奴隷と変わらない、明日できることは今日やるななど、金銭面や時間面にシビアなこだわりを持っています。金銭面に関しては、国税庁に努めていた父親の影響が強いと言われています。この独特な思想が数多くのヒットサービス開発のきっかけになったのかもしれません。
西村敏行は今何をしている？東京プラス株式会社の業務内容とは？
実は西村博之が現在何をしているかはほとんどわかっていません。本人曰くパリに住んでいるようですが、本拠地は東京都新宿になっているということがあるドキュメンタリー番組で判明しました。西村博之が設立した２ちゃんねるは現在西村博之の手を離れ、５ちゃんねるとして親しまれています。西村博之が代表取締役社長を務めている東京プラス株式会社では、ソフトウェアの企画開発や販売、マーケティングを行っているそうです。しばらくネット上から姿を消している西村博之ですが、今度は令和の時代に、新しい風を吹かせてくれる日が来るのでしょうか。