株式会社ミラティブ代表取締役社長、赤川準一がミラティブで実現させた「友達の家でゲームをする感覚」

赤川準一の経歴

赤川準一は1983年広島県に生まれました。子供のころから音楽が好きで、暇さえあれば中古CDショップに通いつめ、夏には夜行バスでFUJI ROCK FESTIVALに行くほどだったそう。数多くの秀才を輩出している修道高校を卒業した後は「ライブにたくさん行きたい」という理由で上京し、慶應義塾大学SFCに入学しました。2006年の大学卒業後、新卒で株式会社DeNAに入社。もともとは音楽に携わる仕事がしたいと音楽雑誌出版社への就職を希望していましたが、書類選考すら通らず、当時スタートアップで年収が他と比べて高かったDeNAへの就職を決めたそうです。赤川準一はDeNAに在籍していた12年間でマーケティングや営業、Yahoo!Mobageの立ち上げ、DeNA Seoulの立ち上げなど様々な業務に携わってきましたが、その中でも一番大きかったのが最年少でDeNA執行役員に就任したこと。就任後は海外展開に注力しました。そして2018年、12年間務めたDeNAを退社し株式会社エモモ(現ミラティブ)を創業しました。

赤川準一がゲームの生配信に注目した理由

赤川準一がミラティブのサービス提供を開始した2015年頃、既にPCでのゲーム実況は人気を博していましたが、ハードルが高く途中で挫折する人が一定数いました。そんな中で赤川準一が考えたのが、スマホ1台で誰でも簡単に実況できる環境の提供。従来であればハイスペックな機材が必要なうえ、設定も複雑で初心者が参入しにくい状況でしたが、スマホという身近な機材を利用して配信ができれば配信者が増えるのではないかと考えたのです。赤川準一が当時からコンセプトに掲げているのが「友達の家でドラクエをやっている感じ」だそう。ゲームで湧く感情を共有する場を友達の家からスマホにアップデートする感覚で開発を行ったと言います。

赤川準一は今後ミラティブをどう成長させていくのか

ミラティブという新しいゲーム配信のプラットフォーム開発によって、個人のゲーム体験をより多くの人に共有できることが可能になりました。さらにミラティブでは、このゲーム体験の共有によってユーザ間でコミュニケーションが生まれ、ゲームへの滞在時間がさらに上がったという統計が出ています。ミラティブではユーザ同士の「分かり合いたい」という感情を繋げ、多くの共感を生み出すことを目標に、まずは開発メンバー同士の理解を深めるなど、開発側の発展や意識向上の姿勢にも注力しています。