株式会社フヨウサキナ、女性活躍に熱心な理由!

1982年に販売が始まった株式会社フヨウサキナの美顔器は、2020年までに100万台を売り上げる大ヒット商品となっています。決して安いとは言えない美顔器がここまでヒットした背景には、株式会社フヨウサキナの創業者である奥村久雄さんが、決して押し売りはせず、自由に体験をしてもらった上で買うか買わないかを判断してもらうという部分が受け入れられた形です。そんな株式会社フヨウサキナですが、女性が少しでも活躍できるような施策を色々と打ち出しています。その実情について調べました。

サキナビューティースペースの存在

株式会社フヨウサキナが販売する美顔器は、株式会社フヨウサキナが直営するサキナビューティーラウンジ、もしくは販売代理店、フランチャイズのような状態で経営を行っているサキナビューティースペースで体験が行えます。美顔器は販売代理店を通じて届くような形になっており、全国にサキナビューティースペースがあります。このサキナビューティースペースは、元々美顔器を多くの人に紹介して売り続けてきた人であり、株式会社フヨウサキナが行ってきた研修を受けて認められた人がサキナビューティースペースを立ち上げることができます。最大の特徴は、すべてがゼロリスクで始められることです。

普通、お店を新規に構えるとなれば、様々な費用を考え、お金の工面をしなければいけませんし、それが当たり前です。ところが、サキナビューティースペースの場合はフランチャイズ加盟料や保証金、事務所費用、在庫など様々な費用、リスクをすべてゼロにして始められるため、意を決して飛び込んでも長く続けられるというわけです。この仕組みを考えたのが、株式会社フヨウサキナの創業者である奥村久雄さんです。

女性に活躍してもらうために

女性に活躍してもらうために、株式会社フヨウサキナの奥村久雄さんは、少しでもリスクを減らそうと乗り出します。そのために挙げたのが、お金の負担をなくすことでした。この場合のお金は先ほどのコスト面の問題もありましたが、もう1つ、ノルマの面もありました。どうしてもノルマはつきまとい、無理に売ってしまう人も当然出てきます。これでは株式会社フヨウサキナとして打ち出したポリシーに反し、好きなだけ利用してもらって判断してもらうというルールに反します。在庫を抱えさせず、それでいて売り上げのノルマも設定しない、その代わり、その人が頑張った分だけお金になるというシステムを奥村久雄さんは考えました。それでいて、事務所の費用などはほとんどかかりませんから、自分のペースを守りながら売っていけるというのが大きな要素です。

自宅で株式会社フヨウサキナの商品を販売できるというのは大きく、サキナビューティースペースの多くはマンションの一室が確保され、定期的に集まって商品を販売するという流れになっています。その結果、サキナビューティースペースなどは全国に1300店舗もあり、口コミ、紹介によって広まっていったわけですから、奥村久雄さんの考えは成功したというわけです。

立場は違えど考えていることはみな同じ

株式会社フヨウサキナを支える人たちの多くは、アドバイザーやマネージャーなどそれぞれ立場が違い、美顔器を買った会員の人が一生懸命、熱心にサキナビューティースペースやサキナビューティーラウンジの運営に協力するケースが見られ、立場は違っても、同じ美顔器を使い、より多くの人に伝えたいという気持ちに差はありません。この精神は1980年代から2020年代にかけて何1つ変わっておらず、強引な勧誘もなく、着実にそれぞれが美顔器の販売などを行ってきました。美顔器の台数が増えていったのは、どちらかといえばバブルが崩壊し、長らく続く不況の中であり、優先順位でいえば高くなりにくい美容機器でありながらも、100万台まで到達しました。

もし無理やり商売を行っていたら、もしかするとこれ以上に売れていたかもわかりません。しかし、悪評が立ちやすく、場合によっては2020年まで続くような企業になっていない可能性もあります。無理なく商売を続け、株式会社フヨウサキナの美顔器は素晴らしいという思い出、それぞれの人が協力した結果、ここまでの企業へ成長を果たします。

まとめ

サキナビューティースペースでは、美顔器だけでなくウィッグの試着など様々なことが行われ、お肌に関するレクチャー、勉強会なども開催されます。地域に住む人たちが集まり、それぞれで切磋琢磨をして美しさを保つ、1つのコミュニティとしても成立しているのではないでしょうか。1982年から販売されている美顔器はそろそろ40周年を迎え、同時に株式会社フヨウサキナにとっても節目の年数を迎えます。多くの女性たちが輝く場を、提供し続けることでしょう。