株式会社アドベンチャー代表取締役社長、中村俊一が起業で目指した社会貢献とは

中村俊一が株式会社アドベンチャーを創業するまで

中村俊一は1982年に北海道で生まれました。慶応義塾大学商学部に入学した中村俊一は、大学の講義で世界の現状について知ることになります。自分たちがこうして平和な環境で勉強している中、恵まれない環境での生活を強いられている人々がいるという事実に改めて衝撃を受けた中村俊一は「いつか自分で起業して、自分にできる限りのことをやろう」と、決意を固めました。そんな中村俊一の背中を後押ししたのが、慶応大学出身の著名経営者たちによる講義でした。講師たちは一貫して「利益の追求だけでは、今後の時代では生き残れない。恵まれた立場を生かして、社会の役に立つことをすべきでないか」という考えを持っており、この講義を機に、2004年中村俊一は
旧アドベンチャー設立。当時はネット広告代理業を計画していましたが、旅行会社から「自分でオンライン旅行代理業をやったら良い」という提案を受け、大学を卒業した翌年である2006年に、株式会社アドベンチャーを創業しました。

社会貢献できる会社に!中村俊一が目指すソーシャルビジネスとは

日本ではまだあまり浸透していない「ソーシャルビジネス」という言葉。これは起業を通して社会問題を解決する会社のことを広く定義しており、2006年にはムハマド・ユヌスがこのソーシャルビジネスでノーベル平和賞を受賞しています。中村俊一は、アドベンチャーの経営者として利益を上げることはもちろんですが、同時に社会貢献も果たせるような企業を目指して日々策を練っています。また、いずれかは企業の評価が「世の中をどれだけ幸せにしたか」という指標で測れるようになればという期待も抱いているそうです。

株式会社アドベンチャーのこれからの展望

中村俊一率いる、株式会社アドベンチャーは今後グローバル市場でのシェア拡大を目標にしています。アドベンチャーの手がけているサービスは、もともと国内の他のオンライン航空券サービスとはサービス内容だけでなくターゲットとなる層も全く違っているため、エクスペディアなど世界的にシェア率の高いグローバル企業に対抗できるよう、開発を進めていくそうです。また国内のサービス展開に関しても、利便性・価格優位性のさらなる向上を目指し、まだ未着手だったアクティビティの予約サービスなど、常に他の企業とは差別化を図りながら業務拡大を進めています。