株式会社アカツキ代表取締役、塩田元規の与える人生を変える経験とは

塩田元規の学生時代と起業へのきっかけ

塩田元規は1983年島根県出雲市に生まれました。そこから島根県立出雲高等学校に進学。その後2006年に横浜国立大学工学部、電子情報工学科を卒業しました。塩田元規が株式会社アカツキを創業するきっかけとなった出来事は大きく分けて2つ。1つめは中学1年生のころに父親をガンで亡くしたことでした。この時塩田元規は「人生が有限であること」を認識し、そこからは自分はどう人生を生きたら満足できるのかと疑問を持つようになったそうです。そして2つ目のきっかけとなったのが、大学時代に友人と始めた「ハッピーカンパニープロジェクト」。この活動では興味を持った企業に手あたり次第電話をかけ、その企業の社長に直接「幸せと経営」というテーマでインタビューを敢行。この活動で気付いたのが、良い会社とは哲学や思いがはっきりしているということでした。起業したいという意思を強く持った塩田元規は、それから一橋大学で経営学を勉強。ディー・エヌ・エーで広告事業担当を経て、2010年に株式会社アカツキを創業しました。

塩田元規のもつ基本理念、ハートドリブンとは?

塩田元規の理念を説明するのに大切なキーワードが2つあります。それは「心」と「幸せ」です。株式会社アカツキの目的はワクワクした体験をユーザーに届けること。そしてユーザーはその経験を通して心の内面を動かし、自身の景色を色づけ、行動を変え、最後には人格や人生をも変えることができると塩田元規は考えています。こうしてユーザーはゲームという体験を通して、人生を幸せに変えることができるのです。さらにビジョンには「ハートドリブンな世界へ」、ミッションには「世界をカラフルに変えよう」を掲げています。ハートドリブンとは様々な感情が原動力として身体の内面から溢れ出てくること。そしてカラフル=幸せと捉え、このハートドリブンによって幸せな人生を送れるような体験を届けるというのが、塩田元規が創業当時から持ち続ける基本理念です。

塩田元規が創り出すアカツキの働きやすいオフィス

塩田元規は会社の基本理念やビジョンをしっかりと社員が理解し、社員同士で心を通わせることがより良いコンテンツの開発に繋がると考えています。そのため、原動力である感情を会社に持ち込んで話し合う時間や、ゆったりとしたリラックス空間的なオフィス造りを筆頭に、社員の幸せにも重点を置いているそうです。アカツキは現在、アジアを代表する企業を視野にグローバル展開を進めています。今後心を動かす体験をもとにアカツキが社会に大きく貢献していくことは間違いないでしょう。