株式会社ディー・エヌ・エー代表取締役社長、守安功の生い立ちとAI社会への挑戦

守安功の生い立ち

守安功は1973年、大阪府に生まれました。茨城県立土浦第一高等学校を卒業したのち、1998年に東京大学大学院の工学系研究科航空宇宙工学を修了。その後IT関連を中心に幅広いビジネスを手がける日本オラクル株式会社を経て、1999年に株式会社ディー・エヌ・エーにシステムエンジニアとして入社しました。5年後の2004年にはモバイル事業部長に就任し、さらに翌々年の2006年には「モバゲー」を開発し、ディー・エヌ・エーの売上拡大に大きく加勢。そして2011年にディー・エヌ・エー創業者の南場智子が夫の看病のために退任することを受け、それまで南場智子とともに会社の舵をとり続けてきた守安功が代表取締役社長に就任しました。

守安功がディー・エヌ・エーに与えた大きな影響

守安功はディー・エヌ・エーの躍進に大きく関係していて、特に2006年に開発したモバイルゲームのサービス「モバゲー」の開始は会社だけでなく、ゲーム業界全体に大きな影響を与えました。それまでのモバイルゲームは月額〇円や1本〇円など遊ぶためには費用が掛かっていましたが、守安功はゲームの収益を広告や、プレイヤーひとりひとりに与えられるアバターへの課金に見いだし、無料のモバイルゲームである「モバゲー」を始めたのです。ディー・エヌ・エーはこのモバゲーを機に、インターネットやAIを活用し様々なジャンルに挑戦し続ける会社へと成長を遂げました。

守安功が考えるこれからのAI開発とAI社会

守安功率いるディー・エヌ・エーが特に力を入れているのがAI開発です。守安功は大量のデータを上手く扱えるAIに注目し、5Gの膨大なデータ量に対応していくために社内にAI専門部門を配置。また、AI技術を利用してディー・エヌ・エーの主力事業であるゲームに新たな付加価値をつけたり、体が不自由になる老後のためのエンタメ開発にとりかかったり、AIが社会問題の解決の糸口を見つけ、我々の変わりつつあるライフスタイルにも大きな影響を与えられるのではないかと考えています。現在ディー・エヌ・エーでは多数の優秀なエンジニアがAI開発に取り掛かっています。守安功の鋭い視点と併せて、今後ディー・エヌ・エーは業界に新たなビッグウェーブをもたらすでしょう。