株式会社農業総合研究所及川智正

日本の産業を長く支え、日本人の食生活に大いに貢献する農業。その農業の歴史は人手の確保の戦いでもあり、現在厳しい状況を迎えています。農業の危機的状況を打開したいという思いを胸に立ちあがったのが株式会社農業総合研究所。代表取締役社長は及川智正さんです。

及川智正さんの経歴

及川智正さんは1975年生まれで現在46歳です。学生時代から農業に対して危機感を抱いていた及川智正さんは、東京農業大学を卒業後、ガス会社に就職しますが、農業に対する思いは強まるばかり。そこで及川智正さんは20代で脱サラし、農家へ転身。農家になることでなんとか農業に貢献しようとするものの、一個人では限界があると判断し、株式会社農業総合研究所を立ち上げます。

何をする会社か

株式会社農業総合研究所は、農業とITを組み合わせ、農産物の流通を新しく作り出そうとするベンチャー企業です。野菜などを作る側、それを売る側、両方を経験した及川智正さんにとって、作り出す側と売る側をうまくつなげないことには農業の未来はないのではと考えます。道の駅のように地元の農家と道の駅的な関係を全国のスーパーマーケットで展開していく、それが農業総合研究所の事業です。売り上げを順調に重ねていき、東証マザーズへの上場も果たした及川智正さん。農業に抱いた危機感が解消されていく時代が訪れることを願うばかりです。