サイボウズ株式会社の代表取締役社長である青野慶久、社長の人物像に迫ります

サイボウズ株式会社の社長である青野慶久

青野慶久は1971年に愛媛県の今治市で生まれました。大阪大学工学部を卒業してから松下電工に入社しました。そこではBA・セキュリティシステム事業部営業企画部に在籍していました。その後、2人の同僚と一緒にサイボウズを設立したのです。1997年のことでした。その際に、青野慶久は副社長に就任しました。主にマーケティングを担当して、WEBグループウェア市場を切り開くことに成功したのです。新商品のプロダクトマネージャーを担当して、さまざまなビジネスを立ち上げました。また、事業企画室や海外事業の担当を務めて、2005年より社長になりました。

サイボウズ株式会社の社長になってから

当時のサイボウズの社長は新しいビジネスを0から立ち上げてみたいといいました。そのため、会社を退くことになり、その代わりに青野慶久が社長を引き受けることになったのです。共に会社を立ち上げた社長がいなくなったことで、青野慶久には大きなプレシャーがかかりました。周りから注目される中で青野慶久は積極的に新しい施策を打ち出していきました。たとえば、事業拡大に着手して、社長に就任してから1年半で9社を買収したのです。そして、会社は2006年には東証一部に上場して、2007年には国内のグループウェア市場でシェア1位となりました。その間に青野慶久は会社の環境をしっかりと整えました。働き方改革として青野慶久がトップとして自ら育児休暇を取得したことは話題となりました。社員が働きやすい環境を整えることに力を入れていて、たとえば、役員にまで副業を奨励しています。100人いれば100通りの人事制度があってもいいをコンセプトにしているのが特徴です。そのため、青野慶久は多くの社員から信頼されています。

青野慶久が社長を務めるサイボウズ株式会社について

サイボウズ株式会社は資本金6億1,300万円、連結売上高134億1,700万円(2019年12月期)、営業利益17億3,200万円(2019年12月期)の会社です。さまざまな製品やサービスを展開しています。たとえば、「cybozu.com」はクラウド基盤として展開されていて、グループウェアのサービスを提供しています。ほかにも、「サイボウズ Office」や「サイボウズ ガルーン」、「サイボウズLive」などのグループウェアを出しています。多くの組織でクラウドが主流になりつつある現代において、青野慶久が率いるサイボウズは時代のニーズに合ったサービスを展開することに成功しているのです。今後も青野慶久が中心となって新たなビジネス展開をしていくでしょう。