松本龍祐の生い立ち
松本龍祐は1981年に生まれました。中央大学経済学部在学中から出版系ベンチャーの立ち上げやカフェの経営などを行い、2004年からは中国企業のSNS立ち上げに参画。2年後の2006年にはコミュニティ企画・運営に特化したコミュニティファクトリーを設立し、2009年以降からはソーシャルアプリの開発に注力しました。しかし、2012年にはヤフー株式会社にコミュニティファクトリーを売却。売却後2015年に株式会社メルカリで執行役員に就任し、同年9月には新規事業を行うグループ会社、株式会社ソウゾウの代表取締役社長に就任しています。さらに、2017年には株式会社メルペイの取締役を経て、翌年には同社取締役CPOに就任しました。2019年メルペイのCPOを退任した後、現在は株式会社カンカク代表取締役社長として新たな事業の拡大に努めています。
好調の中、松本龍祐がコミュニティファクトリーを売却した理由とは
2006年に会社設立後、株式会社コミュニティファクトリーは数回の事業展開を経て「DECOPIC」という女性向けスマホカメラアプリをリリース。このアプリはアジアを中心に全世界700万DLを記録しました。そんな中、松本龍祐はスマートフォン領域で次の事業展開を考え、資金調達の必要性からヤフー株式会社の子会社化を決定したと言います。あくまでもコミュニティファクトリーの「女性向け」「ソーシャルマーケティング」という特徴は残しつつ、ヤフーとは協業するという形で売却に至りました。松本龍祐はスマホ向けアプリの急速な時代変化を見越して、新たなサービスの土台を作り上げたのです。
株式会社カンカクで松本龍祐が新たに創造したいもの
2019年から株式会社カンカクの代表取締役社長に就任した松本龍祐。株式会社カンカクでは企業理念として「テクノロジーとクリエイティブの力で、新しい都市の風景を創り出す」という目標を掲げており、完全キャッシュレスの新しいスタイルのカフェを展開しています。カンカクが手掛けるカフェは、アプリを使って事前に注文することでよりスマートな営業スタイルを実現。さらに月額3,800円で1杯400円のコーヒーが毎日楽しめるなど、今までにない新しいサービスの開発を進めています。誰もが当たり前に持ってるスマートフォンを利用した、新しい注文スタイルはまさに画期的なサービスといえるでしょう。