株式会社クラス 代表取締役社長 久保 裕丈 初代バチェラー  ~イケメン社長の創業経緯~

久保裕丈
経歴:1981年東京都生まれ。幼少のころはただのガキ大将であったという。学業面でも高三の夏までクラス最下位レベルであった。海城中学校・高等学校を経て、東京大学工学部卒業、東京大学大学院新領域創成科学研究科修士課程修了。2007年に外資系コンサルティング会社ATカーニーに入社。経営コンサルタントとして様々な業界の新規事業創出、組織構造改革、コスト削減に携わる。2012年にミューズコー株式会社を設立。2015年、累損6億円の同社を17億円で株式会社ミクシィに売却することに成功。2018年8月末には家具をレンタルできるサービスを展開する企業 株式会社クラスを設立する。
30代の若さで億単位の現金を手に入れたとされ、Amazonプライムで放映されている1人の独身男性を巡って25人の女性が争う恋愛リアリティ番組「バチェラー・ジャパン」にイケメンセレブ男性として出演する。

創業経緯

久保氏はATカーニーで経営コンサルタントとして活躍していた。しかし、様々なプロジェクトに参画するも、結果につながらないプロジェクトも複数あったという。経営コンサルタントが一部では”高級文房具”と揶揄される所以であろう。「絵に描いた餅で達成感が味わえないのなら自ら起業すれば良い。」久保氏はそう考えるようになる。そこから、久保氏は自身の興味のある領域であったファッションに特化した通販サイトであるミューズコー株式会社の立ち上げを行う。構想から約1か月でのスピード創業。だが、久保氏はここで数々の苦労を経験する。まずはカネ問題。キャッシュの枯渇だ。そして次にヒト問題。人事制度を敷いていなかったせいで成長が停滞した瞬間大量離職につながったという。この時の反省を、久保氏は自分で何でもやろうとしたことだと語る。コンサルタントは様々な業界を経験するからこそ、なんでもできてしまう。それが裏目に出た。その後、ミューズコーはミクシィに17億円で買収されることとなる。クラスを創業したのは久保氏自身が1~2年で引っ越しを行う事にきっかけを得たという。家具を買っては捨て、買っては捨てという行動を繰り返していた彼は自身の違和感を創業のきっかけにしたのである。

エピローグ

異色の経歴を持つ久保氏だが、ビジネスチャンスは日常的な生活がきっかけとなっている。普段何気なくしている行為が、巨万の富を生むきっかけになるかもしれない。普段意識せず行っている行動に、少し意識をかたむけてみてもいいのではないだろうか。