森田香央里アシストマーケティング代表が危惧するブラック校則の先

近年学校で問題になっているのがブラック校則です。下着の色を学校が指定すること、髪の毛の色を無理やり黒くするよう求めることなど、人権にかかわる様々なブラック校則がいまだに改善されず、放置されている現状があります。このまま放置すると学校にとって不利益なことばかりであると主張するのがアシストマーケティングでwebコンサルティングやwebマーケティングの事業を行う代表取締役社長の森田香央里さんです。自らの体験もある中、このまま放置することがいいことにはならないと力説します。

1年以上も放置されるブラック校則

ブラック校則という言葉はコロナ禍の時期に飛び出したものではありません。その前から既に「ブラック校則」という名前で世に出ており、1年以上問題になり続けています。しかし、ブラック校則と揶揄されて改善に至ったケースはほとんどありません。正確には、一瞬は変わってもまた元に戻ることを繰り返しており、抜本的な改善が見られたケースは数えるほどしかないのが実情です。森田香央里さんが危惧するのは、何十年前に決めたような校則、ルールをいまだに盲目的に利用し続けていることです。

たいていの場合、ブラック校則についてなぜそのような取り決めがあるのかを調べていくと、なんとなく決まっていたとか、自然とそのような流れになっていたなど、要領を得ない答えが返ってくることがほとんどです。森田香央里さんも高校時代にスカートの短さで注意を受けた際、どこにスカートの短さに関することが書かれているのかと教師に尋ねても、ごまかされるだけでした。なぜダメなのかの明確な説明ができず、結局教師の気分1つでいくらでも指導法を変えられることに、理不尽さを感じる子供が多く出てきます。

もちろん、ブラック校則問題をきっかけに抜本的な見直しが行われた自治体もあり、それによって生徒がより生活しやすくなったケースもあります。結局、自治体や学校にそれだけの余裕があるのかないのかを端的に示すだけで、森田香央里さんは自治体や学校頼みの実情に警鐘を鳴らします。

従順さは、本当に社会にプラスになるのか

森田香央里さんがブラック校則を警戒する理由として、ルールに従順な子供が増えることが思考停止をしてしまう大人をどんどん生み出すことにつながることが挙げられます。森田香央里さんが学生時代もブラック校則はありましたが、教師に怒られない程度に校則を破り、自由を謳歌する生徒が少なくありませんでした。最近の学生は、ブラック校則の問題点こそありながらも、結局はそれを是認し、むしろルールを破った人間を許さないという意識が強くなり、学校に友達を売るようなことをしてしまうようです。一致団結して校則を改めさせることにはほぼならず、むしろ波風立てずに学校時代は穏便に過ごし、それを乱すやつを学校に言いつける方にシフトしてしまう学生が目立つのだとか。それを聞いた森田香央里さんはとても強い危機感を抱きます。

例えば、社会貢献は、現状に疑問を持ち、少しでも状況を改善させることで成立するものです。ブラック校則で置き換えれば、男性教師が女子生徒の下着の色を白にするように求める行為自体がセクハラであり、明らかに問題があります。それではお互いにとって良くないので、例えば女子生徒もスカートからズボンにして、LGBTにも配慮した制服にするとか、科学的に白の方がむしろ目立つことがわかっているのだから、よほど派手でなければいいとか、色々な妥協点を見つけ出せます。起業をして事業展開することにもつながります。従順に言われた通りにすることは、自分で善悪を考えられず、言われたままのことをするだけの人間に成り下がるだけです。これを森田香央里さんは危惧します。

ブラック校則は生徒を甘やかす?

森田香央里さんにとってブラック校則は生徒を甘やかしているだけだと断言します。何の疑問も持たず、従っていれば、自分で善悪を決めることなく、責任をとる必要もなく、自分で考えることもなく物事を決められます。もし全て自由にさせ、責任も取らせれば、自分でいいか悪いかを決め、自分の責任の中で行動を起こし、悪いことをすればそれ相応のペナルティを受けます。社会に出ればそれが当たり前です。校則をなくせば生徒を甘やかすと平気で主張していく有識者に対し、森田香央里さんは怒りをにじませます。むしろ甘やかしにつながっているのはあなたの考えではないかと食ってかかりたいほどのようです。

今回の件で改善に動く学校や自治体は、真剣に生徒の事を考えている立派な方々です。逆にいまだに動こうとしないのは、生徒を甘やかすだけの甘い考えを持つ人たち。そのように考えていくと、適当に学校運営をしているか否かが見えてくると森田香央里さんは主張します。