あえば直道 政治評論家、一般社団法人JCU議長の性格や年齢など解明します。

黒人であるジョージフロイド氏が警官に不適切な拘束によって命を奪われたこと、そして、トランプ大統領が感情的な振る舞いをTwitterでしてしまったことにより、マイノリティ層からの反発を受け、過去の大統領からも支持を得られなくなってしまったことで、状況が一気に混とんとしてきたアメリカ大統領選挙。普通であればトランプ大統領は危ないのではないかという論調を行っていくところですが、2012年からアメリカ大統領選挙を見続けてきたあえば直道さんは、その論調には乗らず、相手があっての選挙と強調します。つまり、民主党の代表候補であるバイデン氏がどんな人物かによって結果が左右すると考え、しかも、さほど有利に立っているという感じではないとあえば直道さんは考えています。常に共和党の立場からアメリカ大統領選挙に触れてきたあえば直道さんだからこそわかる、民主党の戦略やバイデン候補について解説します。

バイデン候補の疑惑

そもそもトランプ大統領とバイデン候補の関係性は去年大きな山場を迎えています。いわゆるウクライナ疑惑をめぐる問題で、トランプ大統領がウクライナ側に対し、バイデン候補に関する捜査を求め、もし捜査をしてくれたら何らかの見返りを与えるという話が浮上します。発端になったのは、バイデン候補の息子がウクライナのガス会社の取締役になったことです。2014年にウクライナではロシア寄りの政権が倒れたことで、急に当時のアメリカ副大統領だったバイデン候補の息子が取締役になったため、これは何かあるのではないかとウクライナ警察が動き出します。ところが、この動きを受け、バイデン候補が権力を使って検察に圧力をかけ、検事総長を解任させたという疑惑が浮上しました。これをトランプ大統領は問題視しており、ウクライナ側に電話をかけて捜査するように求めたというのが事の真相であるとあえば直道さんは解説します。そのため、ウクライナ疑惑を巡る弾劾裁判は間違いなく否決されることを、アメリカ上院の議席の構成などからあえば直道さんは断言しており、事実、そのような動きを見せました。

バイデン候補の切り札

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バイデン候補、バイデン親子を巡る疑惑に関してはアメリカ民主党内でも疑問に思う人は多く、当初バイデン候補はアメリカ大統領選挙の候補者レースにおいても最初から主役として登場することができませんでした。サンダース候補が候補になるかもしれない、そんな向きすらあった中、それでもトランプ大統領に勝てるのはバイデン候補であるという中道派の候補者たちが結集し、結果的にバイデン候補が民主党の代表となったわけです。このバイデン候補には性的暴行疑惑も浮上しており、あえば直道さんは、陣営は火だるまになっているのではないかという見方を示します。もう1つあえば直道さんが示した見方として、バイデン候補が誰を副大統領候補にするかというものです。これが切り札になるのではないかとあえば直道さんは解説します。

マイノリティへの働きかけ

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バイデン候補が白人であるため、副大統領候補には黒人などのマイノリティを選ぶ可能性が高まっており、その中で、現在も人気が非常に高いオバマ前大統領の妻を副大統領候補に据えるのではないか、候補として起用してほしいという声が高まっていることを紹介しています。アメリカ民主党はもともとマイノリティに強く、マイノリティの中で意見が合致すれば共和党の候補を打ち負かすだけのパワーがあり、幅広い支持を集めるために、オバマ前大統領の妻を起用する可能性があることをあえば直道さんは語ります。また、黒人差別の問題により、トランプ大統領がこれを煽るような動きを見せていることから、マイノリティ層が一気に集まり、トランプ大統領の再選を阻む可能性も十分出てきます。一方、トランプ陣営はオバマ氏の妻が出てきたことに備え、オバマ氏に関するスキャンダルを出して潰しにかかる戦略があるのではないかという見方を示しており、予断を許さない状況が続きます。

まとめ

共和党側からアメリカ大統領選挙を見つめてきたあえば直道さん、一貫してトランプ大統領側からの見方を示し続けています。その一方、あえば直道さんは共和党側、共和党関係者の中でもトランプ大統領の再選は決して楽観視できるものではないという懸念があることを持ち出しており、日本で伝えられている報道とあまり変わりのない情勢と考えられます。アメリカ大統領選挙はお互いの誹謗中傷を行い、ネガティブキャンペーンを展開するとされ、その中で資金力のある陣営が勝つとされています。資金力だけではトランプ大統領が勝つのは明白ですが、マイノリティ層を敵に回し、経済でも低迷した状況になっていることから、ここからどのように巻き返すことができるのか、非常に難しいです。新型コロナウイルスの動きも踏まえ、トランプ大統領の起死回生の一手はあるのかどうか、そのあたりにも注目が集まり、一挙手一投足から目が離せません。