時にアイデア商品を発売することで知名度を一気に高めることができます。通常であれば真四角や長方形で売られる豆腐をサーフィンの板のような形にして売り出し、大ヒットを飛ばした人物がいますが、それが男前豆腐店株式会社の代表取締役社長、伊藤信吾さんです。
伊藤信吾さんの経歴
伊藤信吾さんは1968年生まれで現在53歳です。公認会計士を目指そうと明治大学を卒業後、貿易会社に就職して経理の仕事を担当。その後水産会社に転職して水産物関係の仕事を立ち上げようと考えます。しかし、建設業をやっていた父親が豆腐屋をやるようになり、自らも参加することに。価格ありきの製造ではなく旨さを求める豆腐、他にはない豆腐を作っていこうと決意し、男前豆腐や「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」などを販売。その後、独立する形で2005年に男前豆腐店株式会社を立ち上げ、社長になります。
一般的な豆腐との違い
一般的な豆腐といえば水の中に豆腐が入れられパックされているものがほとんど。男前豆腐店株式会社の人気商品たちは、容器の中に豆乳やにがりを入れてから90度に加熱し、その後一気に冷ましていきます。密閉後に加熱を行うことで豆腐のおいしさを残し、缶詰のような状態にできるため賞味期限を延ばすことができます。一般的な豆腐よりも賞味期限が長い分、おいしい時期を長く保ち続けられるのです。何かと型破りな豆腐、その理由がわかります。